
アダムとイブが教育系「風俗」である理由
- アダム川口
- 3月5日
- 読了時間: 3分
SNSや巷のイベントなどでは、単なるやりチン・やりマンから、AV俳優、心理学専門家や医療従事者まで様々な人がSEXテクニックや大人のための性教育ついてのレクチャーをしています。こういう人たちを「性指導者」と呼ぶことにしますが、性指導の受講者は、性的な技巧(テクニック)の向上を目的として、指導を受講します。
一方、性風俗業という産業がありますが、これは男女(特に男性)が性的欲求を直接的に満たすためのサービスで、性指導とは異なり、そのときの欲求を満たすものです。
このように性指導と性風俗は別のものですが、性指導者の指導には限界があります。例えば、よりリアルに伝えたいと思い、自分の陰部を実際に撮影した動画をSNSに流せばわいせつ物頒布等罪、あるいはイベントで脱衣をしてレクチャーをすれば公然わいせつ罪という犯罪になります。もし、「性指導教室 アダムとイブ」なんて名称で、前戯のテクニックをOJTのようにレクチャーする講座を公然としたイベントではなくホテルなどの密室で実施したとしても、風俗営業法違反になります。
弊社の創業者である小森華代は、このような限界を突破して性指導をリアルに行うにはどうすれば良いか、警察や法曹関係者に相談して回りました。その結果、合法化なサービスとして行うには、風俗関係の許可または届出をし、性風俗業を装って行うしかなかったのです。これが、弊社が「風俗」を称している理由です。

さて、私たちは性指導者の立場から性風俗業に踏み込みましたが、性風俗業のほうから性指導をやってみようという動きはないのでしょうか?
性風俗業をしている方も、お客さんを満足させたいという意味では、他の産業とそう違いはありませんが、キャスト(セックスワーカー)を本質的に搾取することで成り立つと社会に認識・印象付けられている産業です(それぞれのセックスワーカー本人が搾取されていると思っているかは、また別問題ですが)。
そんなことから、性風俗業は銀行からの融資が受けずらいうえ、さらに助成金や補助金の対象からは明確に外されており、現代ではかなり特異な差別を受けている産業です。
このような性風俗業ですが、学校ではできないリアルな性教育や性指導を行う施設としての機能を有することで、大きな社会性を持ち得ると私は考えています。もしかしたら、補助金や助成金を受給できるようになるかも知れません。
なお、性指導者というのは、仲のいいカップルや夫婦を増やしたい、子どもができずに悩んでいる夫婦を妊娠できるようにしたい、なかなか恋人ができない人の手助けをしたい、もっと大きなことを言えば少子化を食い止めたいなど、他の事業者と同じように「多くの人の役に立ちたい」「世の中の役に立ちたい」という思いから活動をしています。私自身も、自社のPRを兼ねてはいますが、こうした思いからこのブログを発信しています。
株式会社アダムとイブは教育系風俗という業態を独占的事業展開したいわけではなく、性風俗業の側からも、このような思いを抱く人がたくさん現れて、教育系風俗が広く普及することを望んでいます。恐らく、私たちよりも容易に事業展開できるのではないでしょうか?
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