前戯の満足度がセックス全体の満足度を決める
- アダム川口
- 4月16日
- 読了時間: 2分
セックスにおいて、「前戯」は単なる導入ではありません。むしろ、それがどれだけ丁寧かによって、その後の体験全体が左右されるほどの重要な役割を果たします。

弊社の小森が書いたこちらの本のタイトルもそうですが、実際に、日本性教育協会の調査(第9回 性意識と性行動に関する全国調査・2022年)によれば、20〜40代の女性のうち、「セックスにおける満足感は前戯の質に大きく影響する」と回答した人は実に65.7%。また、「本番行為よりも前戯のほうが好き」と答えた女性も32.4%にのぼります。これは、単なるフィジカルな快感だけでなく、感情面での安心やつながりを求めていることを示しています。
また、実際に多くの女性と接してきた経験からも、「触れられる安心感」や「ゆっくりと高められていく快感」がどれほど重要かを痛感しています。「前戯にたっぷり時間をかけてほしい」「本番より、キスや愛撫のほうが心が満たされる」といった声は非常に多いです。
心と身体が繋がる感覚——それこそが、女性が本当に求めている“セックス”なのだと感じます。
また、前戯の質は「時間の長さ」だけでは測れません。目を見てキスする、言葉で気持ちを伝える、丁寧に体の反応を観察する。そうした“心のこもった触れ合い”こそが、女性をリラックスさせ、自分の性感に素直になれる状態へと導きます。
セックスが単なる行為ではなく、「心地よさ」や「自己肯定感」を生む体験になるために──。前戯こそが、その鍵を握っているのです。
長くしなきゃと思うけど、前戯で気持ちが萎えてしまいます