top of page

日本の性教育とAVの影響〜リアルとのギャップ〜

  • 執筆者の写真: アダム川口
    アダム川口
  • 3月31日
  • 読了時間: 4分

日本の性教育は、避妊や妊娠の仕組み、性感染症の予防といった「生殖に関する知識」が中心で、「セックスの実際」についてはほとんど教えられません。

そのため、多くの人が性に関する実践的な知識を得る機会がないまま成長します。結果として、多くの人が最初に「セックスとは何か」を学ぶのがAV(アダルトビデオ)になっています。

小森がセミナーや著作で述べているように、「AVがセックスの教科書」になっているのです。

ree

AVはあくまでエンタテインメントであり、現実のセックスとは大きく異なる演出がされています。例えば、次のようなシーンはAVではよく観ますが、現実ではそう簡単に成立しません。


  1. 前戯なしでも女性がすぐに感じる→ 現実の女性の多くは、十分な前戯なしでは快感を得にくく、痛みを感じることもあります。AVでは撮影の都合上、前戯を省略することが多いため、これを真似すると「全然濡れない」「痛がられた」といった問題が起こりやすいです。

  2. 激しく突けば気持ちいい

    → AVでは大げさなピストン運動が強調されますが、実際には単調な動きは刺激に慣れてしまいやすく、快感が続きません。また、女性にとっては痛みを感じることもあり、「やめてほしい」と思われてしまうことも多いですね。

  3. 女性はみんなフェラが好き

    → AVでは演出として女性が積極的にフェラをしていますが、現実では「嫌い」「あまりしたくない」と感じている人も多いです。AVを基準にすると、「どうしてフェラをしてくれないの?」という不満が生まれやすくなりますが、苦手な人もいることを知っておきましょう。 

  4. 「無理やり」が興奮するものと誤解される

    → AVには強引な展開や女性が嫌がるシチュエーションも多いが、現実には合意のない行為はただの嫌がらせであり、関係を壊す原因になります。セックスは相手の気持ちを大切にするものだが、AVばかりを見ていると「押せばいける」と誤解してしまい、不同意性交罪になってしまう危険があります。


なぜ日本の性教育ではこうした誤解が生まれるのか?

日本の性教育は、避妊や妊娠・感染症対策といった「リスク回避」に重点が置かれいて、「快感」「コミュニケーション」「相手を思いやること」についてはほとんど語られません。特に「気持ちのいいセックス」について学ぶ機会がないため、多くの人(特に男性)がAVを「セックスの教科書」としてしまうのです。

また、学校では「性は恥ずかしいもの」「触れてはいけないもの」という雰囲気があり、気軽に質問できる環境も少ないですね。その結果、間違った知識が拡散されやすく、「本当のセックスとは何か?」を知る機会が限られてしまうんです。


本当に良いセックスのために必要なこと

※あくまで私見ですが

  1. 相手の反応をよく観察する

    → AVでは決まった演出がありますが、現実のセックスでは人それぞれ好みが違います。相手の声や表情を見ながら、何が気持ちいいのかを探ることが大切です。

  2. 前戯をしっかりする

    → いきなり挿入するのではなく、キスや愛撫で女性のボルテージを高めます。AVのように短縮せず、時間をかけることでお互いの快感が増幅するのです。

  3. セックスは「相手と一緒に楽しむもの」と意識する

    → AVは一方的なプレイが多いが、現実のセックスは二人のコミュニケーションです。男性の欲求を押しつけるのではなく、お互いが楽しめる形を探すことが必要です。

  4. AVと現実の違いを理解する

    → AVはあくまでエンターテイメント。現実のセックスとは違うと理解した上で、「自分と相手のリアルな心地よさ」を追求するのが大切です。


日本の性教育は、セックスをタブー視する傾向が強く、「快感」や「パートナーシップ」といった大切な要素が抜け落ちています。その結果、AVを通じて性を学ぶ人が多くなり、現実とフィクションの区別がつかなくなることもあります。

本当に良いセックスをするためには、AVに頼るのではなく、相手との対話や実際の経験を大切にすることが重要です。セックスは「誰かのマネ」ではなく、「二人で作り上げるもの」。そう考えることで、より豊かな関係を築くことができるでしょう。


教育系風俗アダムとイブでは、そのためのやり方を教えています。なかなか実践では難しそうと思う方は、ぜひレッスンを受けてみてくださいね。

コメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加
bottom of page