セックスの頻度よりも大切な、夫婦・恋人関係の質を高める習慣〜調査結果に学ぶ、長続きする関係の秘訣〜
- アダム川口
- 9月15日
- 読了時間: 3分
更新日:9月15日
「夫婦の営みがあるのは当たり前」そう思い込んでいませんか?
2025年3月、オトナンサーに掲載された調査によれば、全国の既婚男女3,000人に対するアンケートで「営みがある」と答えたのは45.3%。一方で「ない」と答えた人は54.7%と、半数以上に上ります(リンクス調べ)【引用元:otonanswer.jp】。

さらに「営みがある」と答えた人の中でも、最も多い頻度は「月に1回」。週に数回といった“理想像”よりも控えめな現実が浮き彫りになりました。
この数字は驚きをもって受け止められるかもしれませんが、同時に「営みの多さ=愛情の深さ」ではないことを教えてくれます。では、長く関係を続けているカップルや夫婦は、どのようにして絆を育んでいるのでしょうか。そこには、夫婦・恋人関係の質を高める習慣が自然に備わっています。
頻度ではなく「質」が親密さを決める
夫婦・恋人関係の質を高める習慣1 安心感を与える習慣
調査結果にあるように、営みの頻度は意外と低い夫婦が多いのに、関係が続いているカップルも多い。ここに共通するのは「安心感」です。
毎日「おはよう」「おやすみ」を伝える
小さな約束を守る
相手の話を最後まで聞く
こうしたシンプルな習慣が「一緒にいると安心する人」という印象を強めます。
夫婦・恋人関係の質を高める習慣2 共通体験を増やす
新しいことを一緒に経験すると「私たちは一緒に進んでいる」という感覚が生まれます。旅行、ライブ、初めてのレストラン…小さな非日常で十分です。これは心理学で「新奇性効果」と呼ばれ、関係を新鮮に保つ秘訣です。
夫婦・恋人関係の質を高める習慣3 感謝の言葉を惜しまない
「ありがとう」を言葉にする習慣が、信頼を深めます。営みがなくても、「感謝」があれば関係の温かさは持続します。
夫婦・恋人関係の質を高める習慣4 無理のないスキンシップ
手をつなぐ、肩を並べる、出かける前の軽いハグ。営みよりも小さなスキンシップが親密さを支えることは多くの研究で明らかになっています。
夫婦・恋人関係の質を高める習慣5 翌日以降のフォロー
一緒に過ごした後、「昨日は楽しかったね」と言うだけで、思い出は“良い記憶”として積み重なります。営みの頻度よりも、フォローの習慣が「また一緒にいたい」と思わせるのです。
調査結果に隠れたメッセージ
今回の調査は、一見「日本人夫婦は営みが少ない」という現実を浮き彫りにしました。しかし本当に重要なのは「営みの有無」ではなく、その背景にあるコミュニケーションと安心感 です。
月1回でも仲の良い夫婦は存在する
子どもの有無にかかわらず、関係を温め続けている夫婦もいる
頻度にこだわるより「心のつながり」をどう作るかが大事
この視点を持つと、「営みが少ない=問題」という思い込みから解放され、もっと柔軟に関係を捉えられるでしょう。

営みの頻度はカップルごとに違います。大切なのは「どのくらいしているか」ではなく「どんなふうに一緒にいるか」。
安心感を与える習慣、共通体験、感謝の言葉、小さなスキンシップ、そしてフォローの一言。こうした積み重ねこそが、夫婦・恋人関係を長く続けるカギになります。
頻度にとらわれず、質を高めることに意識を向けてみてください。きっと「長く一緒にいたい」と思える関係が自然に育っていくはずです。
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