夫婦のセックスレスの原因とは?
- アダム川口

- 7月20日
- 読了時間: 11分
更新日:2 日前

レスは、今や一部の夫婦だけの問題ではありません。
では、夫婦のセックスレスの原因はどこにあるのでしょうか。
2025年に公表された、全国の30歳〜69歳までの既婚男女3,000人を対象にした調査では、パートナーと「1年以上していない」と答えた人が56.6%にのぼりました。さらに、結婚前後で頻度が「減った」と感じている人は64.6%とされています。調査はノマドマーケティング株式会社が実施し、既婚者向けマッチングアプリ「既婚者クラブ」のユーザーを中心に行われたものです。

もちろん、この調査だけで日本全体の夫婦関係をすべて語ることはできません。
調査対象が「既婚者クラブ」のユーザーを中心としているため、一般的な夫婦全体よりも、夫婦関係やパートナーシップに悩みを持つ人が多く含まれている可能性もあります。
それでも、3,000人という規模で、半数以上が「1年以上していない」と答えている事実は、かなり重いものです。
レスは、特別に冷めた夫婦だけの問題ではありません。
結婚生活の中で、いつの間にか起こりうる、とても身近なテーマなのです。
レスは、急に始まるわけではない

多くの男性は、レスを「ある日突然、拒まれるようになった」と感じます。
最近誘っても断られる。
前より距離を取られる。
触れようとすると、なんとなく避けられる。
会話は普通なのに、夜の関係だけがなくなっていく。
男性側からすると、急に変わったように見えるかもしれません。
しかし、女性側から見ると、レスは突然始まったものではないことがあります。
少し雑に扱われた気がした。
気持ちを見てもらえなかった。
自分のペースを無視された。
断ったときに不機嫌になられた。
終わった後に寂しさが残った。
何度か伝えようとしたけれど、うまく言えなかった。
こうした小さな違和感が積み重なって、だんだん心と身体が離れていくことがあります。
つまり、レスは「性欲の問題」だけに原因があるのではありません。
その前に、安心感の問題があります。
信頼感の問題があります。
大切にされている実感の問題があります。
夫婦のセックスレスの原因は、結婚後の日常にもある
同調査では、結婚前後で頻度が「減った」と感じている人が64.6%とされています。
これは、多くの夫婦にとって、結婚後に関係性が変化していることを示しています。
結婚前は、会う時間そのものが特別です。
デートの予定を立てる。
相手に会うために身だしなみを整える。
相手にどう見られるかを意識する。
一緒にいる時間を大切にする。
しかし、結婚後の夫婦は日常が始まります。
仕事。
家事。
育児。
お金。
親族関係。
生活リズム。
疲労。
睡眠不足。
恋人同士だった頃には見えなかった現実が、夫婦の間に入ってきます。
その結果、相手を「異性」として見る時間よりも、「家族」「同居人」「生活の共同運営者」として見る時間が増えていきます。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
結婚とは、日常を一緒に作ることでもあります。
ただし、日常の中で相手を大切に扱う意識が薄れていくと、夜の関係にも影響が出ます。
女性は、昼間に雑に扱われて、夜だけ急に求められても、心が追いつかないことがあります。
普段は話を聞いてくれない。
普段は気持ちに気づいてくれない。
普段は家事や育児の負担を見てくれない。
普段は女性として扱ってくれない。
それなのに、夜だけ急に距離を縮めようとされる。
このズレが、女性の中に違和感として残ることがあります。
女性が拒む理由は「嫌いになったから」とは限らない
男性は、レスになると不安になります。
もう自分に魅力がないのか。
妻は自分のことを嫌いになったのか。
他に好きな人がいるのか。
夫婦として終わってしまったのか。
そう考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、女性が距離を置く理由は、必ずしも「嫌いになったから」ではありません。
むしろ、気持ちはあるのに、身体がついていかないこともあります。
疲れている。
気持ちに余裕がない。
自分の身体に自信がない。
過去の違和感が残っている。
断ったときの相手の反応が怖い。
応じなければいけないプレッシャーがある。
大切にされている実感が薄れている。
こうした理由が重なると、女性は「したくない」というより、「安心して向き合えない」状態になります。
ここを見誤ると、男性はさらにズレた対応をしてしまいます。
もっと誘えばいい。
もっと雰囲気を作ればいい。
旅行に行けばいい。
プレゼントをすればいい。
強めに求めれば気持ちが戻る。
しかし、女性に必要なのは、強引さではありません。
安心感です。
レスの原因には、夫婦の言えない本音がある

レスの問題で見落とされやすいのが、女性の「言えない本音」です。
本当はこうしてほしかった。
本当はもう少しゆっくりがよかった。
本当は急に触れられるのが苦手だった。
本当は終わった後の態度が寂しかった。
本当は断ったときに不機嫌になられるのが嫌だった。
でも、それを言えない。
なぜなら、相手を傷つけたくないからです。
面倒な女だと思われたくないからです。
言っても分かってもらえないと思っているからです。
言うことで関係が悪くなるのが怖いからです。
男性はよく「嫌なら言ってくれればいい」と考えます。
しかし、女性はその場で本音を言えるとは限りません。
特に、夫婦でも夜の関係については、言葉にしにくいものです。
相手のプライドを傷つけるかもしれない。
自分がわがままに思われるかもしれない。
空気を壊してしまうかもしれない。
断ったら不機嫌になるかもしれない。
そう考えて、何も言わない女性もいます。
そして男性は、それを「問題ない」と受け取ってしまう。
ここに大きなすれ違いがあり、原因になります。
何も言わない=満足ではない
レスを防ぐうえで、男性に知っておいてほしいことがあります。
それは、何も言わない=満足ではないということです。
女性が何も言わないから大丈夫。
断らないから嫌ではない。
笑っているから問題ない。
いつも通りだから満足している。
そう判断してしまうのは危険です。
女性は、違和感があっても、すぐに言葉にできないことがあります。
表情が少し硬くなる。
返事が短くなる。
目線が合わなくなる。
距離が少し遠くなる。
触れられたときに身体がこわばる。
会話が減る。
誘いを先延ばしにする。
こうした小さなサインが、本音の入り口になっていることがあります。
女性を大切にできる男性は、言葉だけではなく、反応を見ています。
「嫌なら言って」ではなく、
「無理してない?」
「急がなくて大丈夫だよ」
「嫌だったら言ってね。言っても不機嫌にならないから」
「さっき少し表情が変わった気がしたけど、大丈夫?」
そうやって、女性が安心して本音を出せる空気を作ります。
レスの予防に必要なのは、テクニックより関係性

レスを解決しようとするとき、男性はテクニックに意識が向きがちです。
どうすれば満足させられるか。
どうすれば喜ばせられるか。
どうすれば拒まれないか。
どうすれば以前のような関係に戻れるか。
もちろん、相手を喜ばせたいという気持ちは大切です。
しかし、テクニックだけで女性の心が戻るわけではありません。
むしろ、関係性が整っていないままテクニックだけを増やしても、女性には重く感じられることがあります。
必要なのは、まず安心感です。
普段から話を聞く。
否定せずに受け止める。
断られても不機嫌にならない。
相手の疲れに気づく。
家事や生活の負担を見ている。
女性としてだけでなく、一人の人として大切にする。
夜の関係でも、自分のペースだけで進めない。
こうした日常の積み重ねがあるから、女性は安心して心を開けます。
夜だけ急に優しくなるのではなく、普段から大切に扱う。
その積み重ねが、レス予防にもつながります。
男性がまず見直すべき3つのこと
レスを防ぐために、男性がまず見直すべきことは3つあります。
1. 「自分は大丈夫」と思い込んでいないか
経験がある男性ほど、自分のやり方に自信を持ちやすいです。
でも、過去にうまくいった方法が、今の相手にも合うとは限りません。
女性は一人ひとり違います。
求める距離感も違います。
安心する言葉も違います。
嫌だと感じるポイントも違います。
だからこそ、自分の経験だけで判断しないことが大切です。
2. 相手の反応を本当に見ているか
女性が安心しているかどうかは、言葉以外にも出ます。
表情
呼吸
目線
沈黙
身体の緊張
会話のトーン
距離の取り方
こうした反応を見ずに、自分のペースだけで進めてしまうと、女性は置いていかれたように感じます。
女性を大切にできる男性は、相手の反応に合わせて立ち止まれます。
3. 断られたときの態度はどうか
レスの入口になりやすいのが、「断ったときの男性の反応」です。
女性が断ったときに、男性が不機嫌になる。
拗ねる。
責める。
冷たくする。
無言になる。
「俺のこと嫌いなの?」と詰める。
こうした反応をされると、女性は次からさらに言いづらくなります。
断ることに罪悪感を持つようになります。
その結果、触れ合いそのものが重くなっていきます。
断られたときに、どう受け止めるか。
そこに男性の余裕が出ます。
レスは「終わり」ではなく、見直しのサイン
レスになると、夫婦関係が終わったように感じる人もいます。
しかし、必ずしもそうではありません。
レスは、関係を見直すサインでもあります。
相手の本音を見落としていなかったか。
安心できる空気を作れていたか。
自分本位になっていなかったか。
女性を一人の人として大切に扱えていたか。
言葉にしにくい違和感を放置していなかったか。
こうしたことを見直すきっかけになります。
大切なのは、焦って元に戻そうとしないことです。
「前みたいに戻りたい」と迫るほど、女性にとってはプレッシャーになることがあります。
まずは、安心できる会話から。
まずは、日常の気遣いから。
まずは、断っても大丈夫だと思える関係から。
そこから少しずつ、心の距離を戻していくことが大切です。
大人になってからでも、女性心理は学び直せる

恋愛や夜の関係について、きちんと教わったことがある男性は多くありません。
多くの男性は、自己流で覚えます。
友人の話。
ネットの情報。
過去の経験。
なんとなくの成功体験。
しかし、自己流のままだと、女性の小さな違和感や本音を見落としてしまうことがあります。
レスが増えている背景には、単なる性欲の低下だけでなく、夫婦の会話不足、安心感の不足、女性の本音の言いづらさ、男性側の気づき不足も関係しているはずです。
だからこそ、大人になってから学び直す意味があります。
女性が安心する距離感。
女性が本音を言いやすい空気。
断られたときの受け止め方。
反応の見方。
自分本位にならない関わり方。
これらは、才能ではありません。
学べるものです。
アダムとイブが大切にしていること
オトナのための教習所アダムとイブでは、女性を大切にできる男性になるための実践型レッスンを提供しています。
大切にしているのは、単なるテクニックではありません。
女性が安心できる関わり方。
相手の反応を読み取る力。
無理に進めない距離感。
本音を言いやすい空気づくり。
大切にされていると感じてもらえる向き合い方。
レスを防ぐために必要なのは、夜だけの努力ではありません。
日常から、相手を大切にする姿勢です。
女性が何も言わないから大丈夫、ではありません。
女性が断らないから満足している、でもありません。
大切なのは、女性が安心して本音を言える関係を作ることです。
そして、自分の関わり方が本当に女性にどう伝わっているのかを知ることです。
まとめ:レスは、関係性のサインである
既婚男女3,000人を対象にした調査では、パートナーと「1年以上していない」と答えた人が56.6%、結婚前後で頻度が減ったと感じている人が64.6%と報告されています。
この数字は、レスが決して珍しい問題ではないことを示しています。
ただし、レスは単に「回数が減った」という問題ではありません。
その背景には、安心感の不足、会話の不足、本音の言いづらさ、日常のすれ違いがあることもあります。
女性が何も言わないから大丈夫。
嫌なら言ってくれるはず。
夫婦だから分かっているはず。
昔はうまくいっていたから大丈夫。
そう思っているうちに、少しずつ距離が生まれることがあります。
大切なのは、相手をもう一度ちゃんと見ることです。
女性の表情を見る。
反応を見る。
言葉にならない本音に気づこうとする。
断られても不機嫌にならない。
安心して話せる空気を作る。
レスは、終わりのサインとは限りません。
関係を見直すサインです。
誰も教えてくれなかったことは、大人になってから学べばいい。
女性を大切にできる男性になるために、まずは自分の現在地を知ることから始めてみてください。




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